ハツメイノヨウナモノ

【発明番号002 2002/10/9:コードレステレビ】


■開発理由
知っている方もいると思うが私は引越しが多い。引越しが多いということはいろいろな家屋に居住した経験も多いことになる。あたりまえだが。いろいろな家屋の中にはテレビの屋内引き込みが1家屋1箇所しかない家屋もあったわけだ。しかし、現代の世の中テレビが2台3台ある家庭も珍しくない。それなのに屋内引き込みは1箇所。こう言う状態により引き起こされる問題は2つある。まず第一に分配器の問題。1つの屋内配線で3台のテレビを見れる状態にするには、当然分岐が必要となる。しかし、屋内分配器というのは意外と高価である。3台分分岐させようとした場合には、並列では3分分配器が1個もしくは、直列で2個の2分分配器が必要だ。金額は5千円同軸ケーブル込みで6千円はかかるだろう。第2に配線の問題。テレビが3台あるのに、3台テレビを並べて置くバカはいまい。当然各部屋に分配するだろう。となると、1箇所の屋内配線個所からケーブルを延長する必要がある。そうなると、壁の中に配線をもぐらせない限り、配線は見える部分に露出することになる。見栄えが悪い上に、床に這わせば引っかかって転倒する恐れもある。そのとき会社の重役などが家に来ており、お茶を運んでくる最中に引っかかって転倒し、熱いお茶を重役の頭上に散布などしたりしたら首すら危うく、家族そろって路頭に迷うことにすらなりかねない。これはもうテレビが見れない以上に重大な結果を招く可能性すら秘めている。これを黙って見ているわけには行かない。広之進は立ち上がった。

■しくみ
このプランを成就するために私が考案した仕組みとして、2つのパーツを使用する。1つは、電波受信機、もう1つは電波発信機である。電波発信機は各家庭1つで事足りる。これは、屋内配線の終端部分(同軸差込口)に差し込むことにより、電波を受け取りそれを家中に放波する機能をもつ。当然出力電波は資格の不要な電界強度のものを使用する。次に受信機であるが、できる限りコンパクトにしなくてはならない。使用方法としては、テレビ裏側の同軸差込口にはまる大きさで電波の受波を行うのだ。技術力を要するかもしれないが、私は電機技術者ではないので良くわからないが。屋内には電波をさえぎる壁もある可能性があるので、必要であれば中継装置も必要。仕組みと語るにはおこがましいような単純な説明であるが、大体こんなかんじである。

■総括
このプランが成就できたとすれば、コンセントさえあれば家中どこにテレビを持っていっても番組を見ることが可能になる。意外とどうでもいいことに思われがちだが、あるとないでは使い勝手がまったく違うものだ。それは困ってみたら解る。しかし、このプランを思いついた1週間後くらいに、NECのコマーシャルで「ワイヤレスブロードバンドによる画像送信」が流れていた。これにはさすがに「あ〜やっぱり私が思いつく程度のことはみんな考えているのだな」と妙に冷めてしまったものだ。しかし、根本的な仕組みが私のプランとは異なっているので、商品化は可能かもしれない。というか、あれば私が欲しいので、誰か作ってください。権利は私持ちで(笑)

【発明番号001 1995/12/10:爆発しない醤油さし】


■開発理由
 このプランを聞いた者は皆こう言う。
醤油さしは爆発するものではない。何を言っているんだ君は。
そりゃそうだろう。醤油さしは爆発するものではない。そんなに頻繁に爆発していたら、じいさんも、ばあさんも、とうちゃんも、かあちゃんも、ぼくもわたしもポチもミケもみんな醤油びたしだ。食事の後は必ず洗濯しなければならなくなってしまう。そんなものは売れるわけはない。売れるどころか家庭不和をも引き起こしかねない。
しかし、世の中には爆発する醤油さしが存在する。それは弁当の中でひっそりと出番を待っているあの魚だ。あいつは電子レンジで加熱するとほぼ100%の確立で爆発する。こいつを改良し、爆発を防ごうというのが当プランである。

まず、なぜこう言う事を思いついたかを説明しよう。私は学生の時分学校にも行かずコンビにでアルバイトをしていた。コンビにでは弁当を温める作業というのは日常茶飯事である。ということは当然醤油さしが爆発するのも日常茶飯事ということだ。
醤油さしが爆発する事によっての被害といえば、弁当の見栄えが悪くなる。さらに爆発後の醤油が店のユニフォームに付着し、衣服の汚濁を招く。当然店の洗濯費用はかさむ。費用がかさむと、店長は経費削減を訴えはじめ、洗濯費用をケチり始める。洗濯費用をケチり始めると、客がその醤油の染み付いたユニフォームを見て、
あらいやだ。この店ったら不潔ざますわね
などと噂され客の回転が鈍りはじめる。それによって売上は大幅ダウンし、最終的にはコンビニの閉店倒産にまで追い込まれる重大な被害を及ぼすのだ。これを黙って見ているわけには行かない。広之進は立ち上がった。

■しくみ
醤油さしが爆発するしくみを考えてみよう。
いろいろな理由はあるだろうが、最も大きな理由は
加熱による醤油さし内部の空気の膨張であろう。 だとすれば、空気を逃がし、液体を逃がさない構造のものであれば良いということになる。
まず考えたのが材質。現在あるもので空気を通し水をさえぎるものを考えてみた。そこで思いついたのがろ紙である。ろ紙の強度をできるだけ強め、なおかつ空気を通すほどの厚みで作成するのだ。これなら爆発しないであろう。そう思った矢先問題点に気づく。レンジで加熱することによりろ紙の成分が流出することはないのか??仮に流出しないとしても、気分的になんか嫌なのでこの案は廃案トス。次に考えた案は、魚の口の部分に小さな穴をあける案である。これなら膨張した空気がこの穴から抜け出し、爆発を防ぐことができよう。この案も即座に廃案となる。おそらくその穴から醤油が噴水のごとくピューピュー出ることが容易に想像できるからである。あっという間にユニフォームは醤油まみれであろう。爆発よりもひどいかも知れない。それ以前にそれで解決できるのなら最初からふたを若干ずらして加熱すれば良いだけの話だ。このプランは、結構簡単に考えていたが意外と難題である。

■総括
現在も仕組みについて思案中である。ここまで考え、まとまった時にはもうそういう製品ができている可能性すらある。
プラン自体を廃案にすべきかどうか迷っている今日この頃である。


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